小規模な人生でもたのしみたい

たいしたことはできてないけど、日々楽しく幸せに生きたい人間の自分用メモです。何か少しでも誰かの役にたったらうれしいなとおもいます。

人の服装、持ち物、仕事の仕方などを、誉めるでもなく言葉にする人たち

先日、面白いテレビやってました。


教えてもらう前と後 | MBS

 

恥ずかしながら村上氏のことを知らなかったのだけど

すっかり夢中で見ましたよ。

お金ほしいし。

見たところですぐ増やせないけど、そっちにもアンテナ張らないとなぁと思いました。

村上世彰氏が創設された財団


村上財団 | より優しく、よりしなやかな日本社会を目指して

 

と言いつつ、とてもピンときた表現があったのです。

日本人がお金儲けにネガティブなのは、

士農工商の価値観を持っていたのも関係あるだろうという部分。

お金の話なのだけど、突然頭の隅のモヤモヤがパチンとはじけましたよ。

 

士農工商

 

ここでタイトルに戻るんですが

誉めてくれてるわけじゃなく、

なんだか~~だね、とか

いきなり言ってくる人は何を思っているんだろう?

と、この日ちょうど考えていたのです。

 

例えば、

「そのスカートかわいいね」じゃなくて

「いつも明るい色着てるよね」とか

「そのバッグみんな持ってて便利そうだね、どのブランド?」じゃなくて

「そのバッグみんな持ってるけど何がいいの」とかを

ほぼいきなり言ってくる目上っぽい方々。

 

わたしは、極度の不自由嫌いなので

この言葉の中に

「そんなことをするべきでない」というニュアンスが少しでも感じられると

なんでそんなことあなたに言われなくちゃいけないの、と思ってしまう癖があります。

 

そうでない場合はほとんど聞いてないか、

センスを誉められた、意見を求められたと勘違いしています。

 

パチンときたものの、何がきたのかよくわからず

一時停止して考えてみました。

 

士農工商と、

他人への余計な干渉、

なにがパチンなんだ???

 

「武士は食わねど高楊枝」なんて言葉もあるくらい

あの時代の、身分は高いものの生活がままならぬ武士のみなさんが

その身分に相応しい品格的な何かを他者に見せていたこと。

 

そして、わたしが他者の言葉を疎ましく思うのは

大概その環境に何らかの身分を判断する基準があるときだということ。

職場なら役職や職種、その企業の価値観。

プライベートなら年齢やその集まりにおける何か。

 

他人の考えなども調べてみて、やっと結論にたどり着きました。

 

きっと彼らは、何かの身分制度において

干渉先の相手より上に自分が位置していると思っている。

しかし、どうも身分が低いはずの輩が自分より

恵まれて見えてしまうことがある。

そのとき、

「この状態はおかしいでしょう。あなたのそれはなんなの。」

と言うことで、その行動を制限することで、

“目を覚ましてオマエに相応しい状態であれ”と言い聞かせつつ

それが言える自分であることで何か、、、安心というか、

自分を認める、またはその言葉が聞こえる範囲の人間に認めさせる、

という目的が、ほぼ無意識にある。……ということ。

 

たぶんわたしは彼らが無意識の場合、

聞いていないか誉められたと勘違いするので、

二回目くらいには少し強めに言われて、

「なんだか不自由な人だなぁ。嫌だなぁ。」と思うのですが

敏感な人は、一回目から

「マウント取ってくるんじゃないよ!」と気付くようです。

 

(かつてその悩みを相談してくれた妹を

わけのわからぬ生き物だと思ってしまった……反省。

あるんだね、マウンティングの会話って。あちこちに。)

 

全然気付いていなかった。目から鱗。猫の額。ちがうか。

 

そしてわたしも自分が言ってしまうときもあって、

そのときには基本「自由っていいよね!」を面白く言いたいのですが、

もしかしたら不快な思いをさせてしまったこともあると思われることを反省。もうれつに。

いや、無意識マウンティングだったのかもしれない。気をつけよう。ほんとに。

 

なので、これからの自分の行動をふたつ決めました。

ひとつは、面白いコメントを言うより、誉めてることをちゃんと伝えること。

もうひとつは、他人がわたしや周囲の人について

変な感想を言い出したらその言ってる人について接し方を見直すこと。

 

わたしはみんなが自分らしく自由に生きるべきだと思っているので、

余計な干渉をしてくる人は本当に苦手です。

 

これまで気付いてなかったけど、

たぶんこの人たちにも似た傾向を感じて苦手なんだろうなぁと思います。

・仕事中にやけにキョロキョロしている人

・フリースペースの会話はやけに大声だが

    ミーティングルームでは普通の声量の人

 

そんなに怯えなくていいのに。

他者の評価なんてほとんど意味なんかないのに。

サラリーマンとしてはお給料を少しでも多くもらいたいなら意味ありますが。

 

確かに、サラリーマンとして収入を増やすことに成功している人って、

すごく他者評価を大切にしているな。

ま、安定雇用や安定収入を目指す場合は外せないポイントではありますな。

 

でも怯え始めて周囲に小言ばっかり言うおじさんおばさんになり始めたら

ちょっと注意したほうがいいと思う。

 

わたしは他人に小言を言わない大人になりたい。

あわよくば、怯えて小言ばかり言う人に、

それぞれ自由に生きていいんだよと催眠術かけたい。それはだめか。